【ジャズボーカル】今日のスタンダード曲 / But Beautiful

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みなさんこんにちわ!

ボーカルの日比しおりです。

 

ジャズの持ち歌、

増やしていきたいけど、

一体何から手をつけたらいいの?

そんなあなたへ!

 
プロボーカルなら歌えておきたい


こちらのタイトル

【ジャズボーカルのスタンダード曲集】

では、プロのジャズボーカルなら

全員歌えるといっても過言ではない

超スタンダード曲をご紹介していきます。

 

  1. 使いやすい
  2. ウケがいい
  3. 歌えたらおしゃれ!


3拍子揃った

プロボーカルのレパートリーを

お教えします!


1947年 But Beautiful 

今日のスタンダード曲は、

『But Beautiful 』

(ばっと びゅーてぃふる)

直訳すると

『ただ、美しい』

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そのタイトルの通り、

とても無垢で美しい曲です。


まずは曲を聴いてみましょう!


今日はわたしの大好きな

ジャズボーカル

Loraz Alexandriaさんの

(ろれつ・あれきさんどりあ)

バージョンでお届けします!

 


Lorez Alexandria -- But Beautiful (1965 Version)

英歌詞を見てみよう

Love is funny, or it's sad

Or it's quiet, or it's mad

It's a good thing or it's bad

But beautiful


Beautiful to take a chance

And if you fall you fall

And I'm thinking I wouldn't mind at all


Love is tearful, or it's gay

It's a problem or it's play

It's a heartache either way

But beautiful


And I'm thinking if you were mine

I'd never let you go

And that would be but beautiful I know

But beautiful

和訳するとこんなかんじ

恋って

楽しかったり悲しくもあったり

秘めているようでも狂おしかったり

良い時も悪い時もあるけれど…。

ただ、美しいの。


美しいきっかけに

ただ身をまかせていく。

何を恐れることがあるの、と思う。


恋って涙いっぱいのときも、

陽気なときもあって。

本気の恋か、悪戯か

…どちらにせよ、

心痛むほどの愛は

ただ、美しい。


ああ、君がわたしものなら

けして離したりしない。

…と、そう願うだけで

人生が美しくなるんだよ。


知りたい!曲の背景

誰が作ったの?

作曲者は

Jimmy Van Heusen(1913-1990)

(じみー・ばん・ひゅーぜん)

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作詞者は

Johnny Burke(1908-1964)

(じょにー・ばーく)

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Jimmy先生の代表作の中には

1957年の映画『抱擁』の

『All the Way』が。

さらに

Johnny先生もジャズスタンダード

『Misty』の作詞を手がけており

超一流のお2人は

一緒にいくつもの楽曲を手がけています。

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1947年

アメリカンコメディ映画

『Road to Rio』

劇中歌として生まれました。

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是非このシーンもご覧ください。

ここだけ観ると、

映画の邦題が『南米珍道中』だとは

信じられないほど超ロマンチックです。←


the road to rio - but beautiful.mpg


ボーカルのカバーでは、

Billy Holiday

(びりー・ほりでい)

Natalie Cole

(なたりー・こーる)

のバージョンも素敵ですね!

 

男性ボーカリストなら、

Gregory Porter

(ぐれごりー・ぽーたー)が

わたしの今イチオシです。


プロボーカルから見る曲のポイント

大切にしたい’楽譜’

まず、この曲はほとんどの場合

バラードで歌われます。

この曲を覚える時、練習する時、

好きなシンガーの音源を聴いて

覚えるというのはちょっと危険です。

なぜなら、この曲は

『元々のメロディを覚えず

知ってるまんまで生演奏で

歌ってると道中で迷子になる率』

500%だからです。本当です。

必ず楽譜を用意するとして、

シンガーがどこで崩して

いるのかというのを

メロディと和音演奏の響き

セットにして覚え、

曲の座標を知りましょう。

セクション[C]ではじめてひと段落

メロディの構成をみると、

全32小節終わって初めて

話がひと段落した感がありますね。

途中のセクション[A]や

セクション[B]は7小節目に必ず

子音を揃えたロングトーンが

入りますが、音としては

完結せずに浮いています。

しかも楽譜上だと

31小節の間

一回も休符がでてきません。

ここで気をつけたいのは、

『ダラダラ話が長い感』

出さないようにすること。

ブレスポイントとアクセントポイント

そこで工夫していきたいのは、

自分はどこで息を吸ったほうがいいのか

どこを強調したいのか

意識的に作り込むこと。

あらかじめ譜面に印を打ち、

それに基づいて練習しましょう!

『歌詞あるある』これってなに?

歌詞の中にある

『It’s a problem or it’s play.』

この『problem』

わたしは『本気の恋』と訳しました。

本来なら一般的に『problem』とは

「問題・厄介なこと・悩みの種」

例にして『I’m problem』なら

「困ってるんです」ということになりますから、

この歌詞に対しては

話の前後関係も含めた表現となりました。

だって、本当の恋って難しいでしょう?

直訳するならば、

『それは難題なのか、それとも冗談なのか』

になると思います。

日比しおりのまとめ

1.使いやすい

バラードの中でも美しいこの曲は

デュオでの演奏でも映えます。

クラシカルでディズニー曲のような

ロマンチックさが素敵!

2.ウケがいい

なにしろ

ウェディングやお祝いの席に

ピッタリの一曲です!

歌詞の内容も、

当事者的に自分の気持ちを

話しているというよりかは

客観的に悟りを語っている

ところが、大人っぽい。

祝福曲として歌いやすいです。

3.歌えたらおしゃれ!

美しい曲を歌いこなすって、

オシャレです。

クラシカルでゆったりした

穏やかな曲の進行に

時折迷子になりそう…かと

思いきや、語りでしっかり

聞き手を導くボーカル。

憧れます!


いかがでしたか?

ではでは、次回もお楽しみに!

ありがとうございました!