【ジャズボーカル】今日のスタンダード曲 / Blame it on my youth

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みなさんこんにちわ!

ボーカルの日比しおりです。


ジャズの持ち歌、

増やしていきたいけど、

一体何から手をつけたらいいの?

そんなあなたへ!

 


プロボーカルなら歌えておきたい


こちらのタイトル

【ジャズボーカルのスタンダード曲集】

では、プロのジャズボーカルなら

全員歌えるといっても過言ではない

超スタンダード曲をご紹介していきます。

 

  1. 使いやすい
  2. ウケがいい
  3. 歌えたらおしゃれ!


3拍子揃った

プロボーカルのレパートリーを

お教えします!


1934年 Blame it on my youth

今日のスタンダード曲は、

『Blame it on my youth』

(ぶれいむ いと おん まい ゆーす』


邦題は

『若気の至り』です。


わたしはライブでは

『わたしが悪いの』

紹介しています。

なぜかというと、

わたしにとってこの歌詞のストーリーは

『至り』という何か間違いを犯して

しまったということでなく、

『無垢な期待』が叶わなかっただけ

だと解釈しているからです。


誰も悪くない。あなたも悪くない。

悪いのは、わたしなの。

…結果を受け止めるその素直さも、

無垢な心ですもの。


まずは曲を聴いてみましょう!


今日はわたしの大好きな

ジャズボーカル

Katt Taitさんの

(きゃっと・たいと)

バージョンでお届けします!

 


Blame It On My Youth - Katt Tait

英歌詞を見てみよう

If, I expected love, 

when first we kissed, 

blame it on my youth

If, only just for you,

I did exist, blame it on my youth


I believed in everything 

Like a child of three

You meant more than anything

You meant all the world to me


If, you were on my mind, 

all night and day, blame it on my youth

If, I forgot to eat, 

and sleep and pray, 

blame it on my youth


If I cried a little bit, 

when first I learned the truth

Don't blame it on my heart, 

blame it on my youth.

和訳するとこんなかんじ

はじめてのキスしたとき

運命の恋のはじまりと思ったの

そんなわたしのせい

 

わたしはあなたの為に

生きていくんだと高鳴っていた

それも全てわたしの幼さだった。

 

まるで三歳のこどものみたいに

なんでもすぐに信じてた

わたしにとって、

貴方はなににも変えがたい人。

私にとって世界のすべてだったの。


例えば、夜も昼も君のことが

頭から離れなかったあの頃も、

わたしの独りよがりだった

 

食事や寝ること、

祈ることさえ忘れるほど

恋に溺れてしまったていた

 

はじめて貴方の本当の気持ちを

知ったときには

思わず涙溢れてしまったけれど

 

それは愚かさだったのではなくて

ただ、わたしが幼すぎただけなの


知りたい!曲の背景

誰が作ったの?

作曲者はピアニスト

Oscar Levant(1907-1972)

(おすかー・れゔぁんと)

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作詞者は作詞家

Edward Heyman(1907-1981)

(えどわーど・へいまん)

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Oscar先生

1928年ハリウッドにやってきてから

というもの人気爆発で、

そこからずーっと

ブロードウェイミュージカルの

コンダンクターを手がけた

プロフェッショナル。


そして

Edward先生は、

作詞家として大活躍。

『Body and Soul』

『When I Fall in Love』など

皆さん同お馴染みの

ジャズスタンダードとして

今も愛され続ける作品を

生み出してきた

プロフェッショナルです。

名曲のあゆみ


ほぼ同級生の2人がタッグを組み

生まれた名曲

『Blame it on my youth』は、

1934年

The Dorsey Brothers Orchestra

(ざ どーしー ぶらざーず おーけすとら)

そしてフロントボーカルに

Bob Crosby

(ぼぶ くろすびー)を招いての

初録音でリリースされました。

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翌年からあらゆる

ジャズアーティストが

毎年のようにカバーリリース

カバーリリース!!

さらに1995年には

Frank Sinatraさん

(ふらんく しなとら)の歌う

バージョンで、

ミュージカル映画『Let it be Me』

劇中歌になっています。

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プロボーカルから見る曲のポイント

セクション[A]の3連譜

バラードって、

ついフェイクや雰囲気に身を任せ

ゆったり歌いすぎてしまいませんか?

この曲のメロディ、

楽譜を見るとあちらこちらに3連譜が!

この’3連譜’を、

ゆったりしたテンポでも

しっかりメロディとして表現

できているかできていないかは

大きな鍵となります!

 

繰り返すフレーズ

なんとこの曲の歌詞では

『Blame it on my youth』と

最低5回言います。

ラストの4小説なんて、

『Don’t blame it on my heart,

Blame it on my youth.』

畳み掛けちゃいますよね。

わかった、わかった。…と、

しつこさを感じさせないコツが

あります。

それは、

“まっすぐ歌う事“です。

タイトルでもありますし、

強調したいから繰り返して

いるので、気持ちも込めたく

なるのが人間。

けれど、そこをグッと堪えて、

あくまで無機質に歌ってみましょう。

これは話術のメソッドと同じです。

相手に効果を狙いたい「言葉」を

強調してしまうと、

押し付けがましくなり

シラケるのです。

例えば芸人さんがウケを狙って

いかにも

「これ面白いでしょ?笑えるでしょ?」

そんな雰囲気で笑いながら

言ってしまうときと同じ現象が起きます。

シラケるのです。ウケません。

冷静に、まっすぐ歌う。

自分の歌を録音して聴いてみながら

練習してみましょう!

 

日比しおりのまとめ

1.使いやすい

わたしはジャズライブの

バラードではほぼ毎回この曲を

選出するようにしています。

曲の構成がメロディからも

コードからもわかりやすく

仕掛けられていて、

もしこの曲を知らない

ドラマーさんでも、

どこでフィルを入れるべきなのか

わかりやすく、一体感が出る

バラードだからです。

 

2.ウケがいい

品のあるコード感。

そして安定したメロディ感。

さらに繰り返されるテーマとなる

ワード。

聴いているお客さんも

知らない曲でも

構成がわかりやすく、

心地よくなっていただけます。

3.歌えたらおしゃれ!

英歌詞の文法や単語が、

中学生英語くらいなんですね。

英語を勉強されている方なら

バラードでゆっくり、

しっかり発音すると

なんて言っているのか

分かるレベルです。

逆に言えば、

上手だな、下手だな、の

印象が二分化されやすいので

是非歌いこなしたい一曲です!

 

いかがでしたか?

ではでは、次回もお楽しみに!

ありがとうございました!