【ジャズボーカル】今日のスタンダード曲 / Georgia on my mind

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みなさんこんにちわ!

ボーカルの日比しおりです。


ジャズの持ち歌、

増やしていきたいけど、

一体何から手をつけたらいいの?

そんなあなたへ!

 

プロボーカルなら歌えておきたい

こちらのタイトル

【ジャズボーカルのスタンダード曲集】

では、プロのジャズボーカルなら

全員歌えるといっても過言ではない

超スタンダード曲をご紹介していきます。

 

  1. 使いやすい
  2. ウケがいい
  3. 歌えたらおしゃれ!


3拍子揃った

プロボーカルのレパートリーを

お教えします!


1930年 Georgia on my mind 

今日のスタンダード曲は、

『Georgia on my mind』

(じょーじあ おん まい まいんど)

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邦題は

『我が心のジョージア』


歌手の和田アキ子さん

R&B歌手の

Ray Charles

(レイ・チャールズ)と

アポロシアターでデュエット

日本でも広く知れ渡った名曲!


まずは曲を聴いてみましょう!


今日はレジェンド・オブ

ジャズボーカル

Etta James

(えた・じぇーむす)

バージョンでお届けします!


キーはCです。


Etta James - Georgia on my mind

 

英歌詞を見てみよう

Georgia, Georgia

The whole day through

Just an old sweet song

Keeps Georgia on my mind 


Georgia, Georgia

A song of you

Comes as sweet and clear

As moonlight through the pines


Other arms reach out to me

Other eyes smile tenderly

Still in peaceful dreams I see

The road leads back to you


Georgia, Georgia

no peace I find

Just an old sweet song

Keeps Georgia on my mind 

和訳するとこんなかんじ

ジョージア、ジョージア

一日中、甘いメロディーを

懐かしみながら君を想っているよ


ジョージア、ジョージア

君の歌は甘く澄み渡るよ

松林から零れる月の様に


誰かが手を差し伸べても

誰かが優しく微笑んでも

僕が夢に見るのはいつも

君のもとへと帰る途中


ジョージア、ジョージア

まだ安らぎは見つけらないままで

甘いメロディーを懐かしみながら

君を想っているよ


知りたい!曲の背景

誰が作ったの?

作詞者は

Hoagy Carmichael (1899-1981)

(ほーぎー・かーまいける)

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作曲者は

Stuart Gorrell (1901-1963)

(すてゅあーと・ごれる)

 


Hoagy先生は

『Star Dust』が代表曲のピアニスト!

Stuart先生はシンガーとしても活躍して、

当初は彼もこの『Georgia on my mind』を

歌っていたそうです!

名曲のあゆみ

1930年にリリースされてから

こんなに有名曲になったのは

まさかの30年後のこと!

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『Star Dust』を人気歌手

Nat King Cole

(なっと・きんぐ・こーる)が歌ったことで

大ヒット人気曲となったように、

この『Georgia on my mind』も

Ray Charlesが歌った1960年に

ビルボードチャート1位を記録し

脚光を浴びました。

曲自体のテーマとなる『Georgia』は

女性の名前として想う心を

描きましたが、

Ray先生は自身の生まれ故郷

ジョージア州を想う気持ちを込めて

選曲したことで、

後の74年ジョージア州の州歌に認定!

白人が書いた曲が黒人が

歌ったことで

黒人差別の根強いジョージア州の

州歌になる…

沁み入る歴史です。

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プロボーカルから見る曲のポイント

誰かの完コピはやめよう

基本のメロディー楽譜を

見てみると、

そのメロディー構成は

とってもシンプル!

童謡くらいシンプル!

ご自身でもいろんなシンガーの

バージョンを聞き比べて

見てください!

それぞれに自分なりの

ストーリー構成を立てている

ことがわかりますね。

ここで注意することは

だれかバージョンの完コピで

歌うことはオススメしません。

なぜなら、

ボーカルだけでなく

バック演奏もその人のバージョンで

あるから、

いざ自分が歌うとなった時に

イメージとのギャップが

生まれやすく

むしろ綿密な楽譜や

打ち合わせが必要です。

弾き語りは別としても、

まずフォーマットの楽譜から

メロディーと構成を確認し

シンプルな素材に自分なりの

『強調したい部分』見つけましょう。

着地点を定めてから逆算

エモーショナルに歌い上げたく

なる気持ちを抑えて、

割と頭の中でレシピを考えて

行くほうがまとまりが出ます。

『強調したい部分』をみつけたら

あとは引き算をしていきましょう。

ここはフォーマットのままで歌うとか、

強弱でいうならここは控えめに、とか…

その上でバンドにアレンジを共有すると

あなただけの一体感が生まれます。

最後にどういう雰囲気で

曲を締めたいかをイメージしてから

全体のバランスを考えて、

強調したい部分を映えさせて

いきましょう。

セクション[B]の4小節目

ここ!この音だけはどうか

超大切にお願いします。

歌詞でいうところの

『tendarly』

『りー』だけが

この曲の中で唯一フラット

するんですが、

バンドのとハーモニーに

自分をハメると

ものすごく一体感が生まれます!

これは、単純に歌が好きで歌う~

という人にはピンとこないこと

かもしれません。

ですが、プロの視点から言えば

曲の展開として作曲者の意図が

あることを知りながら

意識して歌っていること

技術的にも重要です。

グッと上手く聞こえます!

『歌詞あるある』これってなに?

ちょっと単純すぎますが、

歌詞中にある『pine』

これは、『パイン』と読みます。

これは、みなさんがよく知る

すっぱくて甘くてフルーティで

美味しい…『パイナップル』

の事を指します!!!

(本当です)

でもこの歌詞の中では

『松』と訳されてますね。

両方の意味で使えますが、

前後関係や全体の雰囲気が大切です。

『Pine』には、動詞として

『悲しみ』『やつれる』『思い焦がれる』

という意味もあるので

おそらくここで『松』を出して

比喩表現しているのかなぁ、という

印象ですね。

 

日比しおりのまとめ

1.使いやすい

シンプル イズ ベスト!!

奏者の方々も楽典的に

超わかりやすい流れとなっているので、

セッションしやすいですね!

2.ウケがいい

老若男女、

ジャズといえば知ってるこの曲。

知名度が高くて

MCのネタになる話も

たくさんある一曲ですから、

聴かせたいシーンでも、

掴んで盛り上げたいシーンでも、

ばっちりです!

3.歌えたらおしゃれ!

聴き手からしても、

シンプルだからこそ

歌い手の味が噛み締められる一曲!

ぜひ自信を持って歌い上げてください!


いかがでしたか?

ではでは、次回もお楽しみに!

ありがとうございました!