【ジャズボーカル】今日のスタンダード曲 / My Funny Valentine

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みなさんこんにちわ!

ボーカルの日比しおりです。


ジャズの持ち歌、

増やしていきたいけど、

一体何から手をつけたらいいの?

そんなあなたへ!

 

 プロボーカルなら歌えておきたい


こちらのタイトル

【ジャズボーカルのスタンダード曲集】

では、プロのジャズボーカルなら

全員歌えるといっても過言ではない

超スタンダード曲をご紹介していきます。

 

  1. 使いやすい
  2. ウケがいい
  3. 歌えたらおしゃれ!


3拍子揃った

プロボーカルのレパートリーを

お教えします!


1937年 My Funny Valentine 

今日のスタンダード曲は、

『My Funny Valentine』

(まい ふぁにー ばれんたいん』

 

わたしが訳すとすれば、

『私の愛しい三枚目』←


クールな

二枚目な男でなく、

ひょうきんな

三枚目な男に注がれるツンデレ愛。

けなしてはデレる。

ディスってはデレる。

そんな繰り返しの

歌詞に散りばめられた

『愛おしい』が、

虚ろげなメロディと染み入る名曲です。


まずは曲を聴いてみましょう!

今日はレジェンド・オブ

ジャズボーカル

Anita Bakerさんの

(あにた・べいかー)

バージョンでお届けします!


Anita Baker / My Funny Valentine

英歌詞を見てみよう

My funny Valentine, 

sweet comic Valentine 

You make me smile with my heart


Your looks are laughable

Unphotographable

Yet you're my favorite work of art 


Is your figure less than Greek? 

Is your mouth a little weak? 

When you open it to speak

Are you smiling? 


But don't change a hair for me

Not if you care for me

Stay little Valentine, stay 

Each day is Valentine's Day

和訳するとこんなかんじ


ステキな恋人、ヴァレンタイン

飽きない人よ、ヴァレンタイン


あなたはどんな時だって

わたしを心から笑顔にしてくれる。


イケメンではないよ。

写真映えない見た目なんだけど、

わたしは最高の芸術作品だと思ってる。


って言っても、

ギリシャ彫刻みたいな体つきでもないし

話すときも、ほら、もうちょっと

はっきりとしゃべればいいのに・・・

って思うこともああるしさ。

あなたもそう思う?


でもね、ヴァレンタイン

変わる必要ないのよ、その髪型さえも。


本当にわたしを想って

愛してくれているのなら


あなたは何一つ変わらなくていい

ずっとそのままでいてね。ずっと。


あなたさえいてくれれば、

わたしは毎日が

ヴァレンタイン・ディなんだもの。


知りたい!曲の背景

誰が作ったの?

作曲・作詞者

Richard Rodgers (1902-1979)

(りちゃーど・ろじゃーす)


Lorenz Hart (1895-1943)

(ろれんつ・はーと)

 

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リチャード先生は、

あの有名なミュージカル

『The Sound of Music』が代表作。


作詞家のロレンツ先生とタッグを組み

多くのミュージカルソングを

生み出しました。

名曲のあゆみ

1937年 ミュージカル

『Babes in Arms』

(べいぶす いん あーむ)の為に生まれました。

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その後スタンダードナンバーとして

600人を超えるアーティストが歌い、

その中でもボーカリースなら

Chet Baker(ちぇっと・べいかー)

歌っているバージョンが有名ですね!


プロボーカルから見る曲のポイント

花びらが開いたかのようなシーン

セクション[B]に入って、

コード感に変化が訪れますのね。

さっきまで雲の隙間からやっと光が漏れてた

ほどだったのに、

急に雲が晴れて陽射しが優しく

降り注いだかのような。

ボーカルとしては、

ここで急に歌い方を変えて

一気にシーンチェンジしないこと

おすすめします。

こう、気持ちの変化の過程を

表現する為には『Stay?』のサビを

中心に考えた前後の丁寧さが

必要となります。

ガラッと変わるのでボーカルも

付いていきがちですが、

急に気持ちが変わるのはちょっと

情緒不安定な人の感じがでます。

焦らずに歌いましょう。

 『Stay』は力まなくてもいいよ

きっとあなたは

この曲を練習するにあたって、

さまざまなボーカルのバージョンを

聴き比べていらっしゃるはず。(きっと)

そうしているうちに、

『Stay』を力一杯ピークに

持ってきているボーカルさんが

多いことにお気付きでしょうか。

譜面上でも、

メロディの中で一番高い音を

8拍伸ばすこととなっています。

何しろ問題は、ですね、

『Stay』が終わった後なんです。

『Stay』にピーク持ってきて、

これが終わればもう曲はラスト

走りきるだけ…!

そんな気の緩みが次の歌い出しの

『Each day』を雑にさせるんですね。

なんなら一番大切にして欲しいのは

『Each day is Valentine’s Day』

最後のこの一節です。

さまざまな音源を聴くと『Stay』が

やっぱり目立つんですけれども、

終わりが綺麗だから、なおさらステキ。

ぜひそんな意識で歌ってみて

いただきたいです。

『歌詞あるある』これってなに?

タイトルにも出てくる

『Valentine』(バレンタイン)。

こちらはミュージカルの

キャクターの名前です。

流れとしては、

冴えないボーイフレンド、

ヴァレンタイン君を

彼女のビリーちゃんが

アレコレいじってからかうんですが、

最後はそんなあなたが大好き!って

この曲を歌って

最後の締めには

『あなたがいれば毎日が

ヴァレンタイン・デー!』とか言って

上手いことかけながら

ツンデレするっていうシーンです。笑

日比しおりのまとめ

1.使いやすい

いかにもジャズ。

そしてみなさんがよく知る

ジャズ曲としても有名ですね!

2.ウケがいい。

バラードだけど、暗くない。

マイナーだけど、暗くない。

歌詞がひたすらツンデレ。

ぜひ内容の説明も含めて

お客様に提供したいです!

3.歌えたらおしゃれ!

こちらも難しい歌ですね。

全体的に起承転結がつくよう

ストーリー立てる構成力と歌唱力。

それをこなせるっておしゃれです!


いかがでしたか?

ではでは、次回もお楽しみに!

ありがとうございました!